キャリアニュース2025年2月15～24日

大学教育を「投資」とみて分析すると、国立・私立の違いや入学難易度にかかわらず収益はプラスになるという。その意味について東北大学の島一則教授に寄稿してもらった。◇本稿では大学進学を教育への「投資」として考え、その効果と、そこから見える社会的課題について述べる。大学進学を教育への投資とみなす考え方は1950年代後半に誕生した人的資本論に基づく。大学教育の費用と便益に基づき、その差である収益がプ

リンクアンドモチベーションは2026年以降に新卒採用で入社した社員を対象に、奨学金の返済を支援する制度を導入する。同社が奨学金の全額を負担し、毎月5万円ずつ代理で返済する。人材獲得競争が激化するなか、若手人材の経済的な負担を軽減することで採用競争力を高める。対象となる奨学金は日本学生支援機構の奨学金のみ。奨学金の上限は問わない。

群馬大学大学院医学系研究科は有望な女性研究者を表彰する「Future leaders award」を創設した。頭頸（けい）部がんを研究する多田紘恵助教、生活習慣病と細胞内の金属代謝との関係を研究する福中彩子助教、アルツハイマー病など神経変性疾患の発症メカニズムを研究する六本木麗子助教の3人が初受賞した。12日の表彰式で調（しらべ）憲医学系研究科長は「女性研究者・医師への支援は十分とは言えない。

2026年春に卒業予定の大学生・大学院生の就職活動の広報が3月1日、解禁される。学生優位の「売り手市場」が鮮明になるなか、大学の指導の軸足は内定対策から就職のミスマッチ防止にシフトしている。多くの大学が「信用できる情報」を学生に届ける工夫を凝らし始めた。現役社員の卒業生が説明三重大学は、同大の卒業生が在籍企業の業務内容や社風を学生に説明する「就職ガイダンス」の受講を必須にしている。現3年生向