キャリアニュース2022年6月16～21日

名古屋大学の学生の就職状況は地元の製造業を中心に良好だ。ただ就職活動を巡る環境は絶えず変化していることから、教員との情報交換会や寄付講義など企業との連携を深めている。就職活動支援を担当するキャリアサポートセンター長の土井康裕氏に狙いを聞いた。本学はトヨタ自動車を中心とする地元製造業への認知度や学生の思い入れは非常に強く、就職環境は良い。いちばん大きい工学部を中心に文理問わず製造業へ就職するチャン

起業を目指す大学生のサークルが相次いで誕生している。情報交換やノウハウの勉強が主な活動で、在学中の事業開始も視野に入れる。IT（情報技術）の発達で起業のハードルが下がるなか、就職よりも自らの理念実現に挑戦する学生が目立つ。海外と比べれば起業の動きは低調で、大学や国も後押しする。「審査員として何人か協力してくれそう」「協賛は増やせそうかな」。6月3日、上智大の起業サークル「Sophia Star

文系の博士課程修了者を巡る雇用状況が厳しいとして、中央教育審議会部会は16日、大学院のキャリア支援改革案を示した。研究が細分化され進路選択の幅が狭くなっている現状を問題視。企業などと連携した多様な進路提示を求める。就職難を背景に博士課程の志望者は減っており、高度人材育成へキャリアパスの拡大が必要となる。部会の改革案は▽大学院が就職支援や産業界のニーズ把握に組織的に取り組む▽企業や自治体の課題を

矢野経済研究所によると、マーケティングや電子商取引などデータを分析・活用する専門人材の規模は2023年度に14万人を超えると予測する。18年度（4万4000人）比で3倍以上の需要がある一方、日本の対応は遅れている。滋賀大学データサイエンス学部の椎名洋学部長によると、専門学部を設置する大学は17年時点で米国は130以上、中国は300を超える。海外に比べ、日本の受け皿は少